TITLE |石の台
DATE |2023.11-2024.9
DESIGN | 河内尚子
COLLABORATION | E&Y
STRACTURAL ENGINEER | 片岡慎策/片岡構造
CLIENT | 村山徹・加藤亜矢子/ムトカ建築事務所
LOCATION | 神奈川県横浜市
建築家の自邸のための家具。
時を重ねた建築に、淡いピンクの大理石と、赤みを帯びた深い茶の無垢材を取り合わせた。
大地の中で長い年月をかけ形成された大理石。
平目に切り出した材板を、天板は平置き、脚は積層させることで、水平に使用し、地中そのままの姿を、新たな形で地上に存在させた。
仕上げは、光沢のないマットな水磨きとし、その滑らかな手触りと共に、繊細なピンクの濃淡や、複雑に走るグレーの線模様など、自然が作り出す美しさを、楽しむことができるようにした。
柔らかながらも凛とした佇まいとなった。